伊賀上野城は伊賀流忍者博物館と並ぶ伊賀市の代表的観光地。
セットで行く観光客が大半ですが、忍者の観光をメインにおかれがち。
伊賀上野城は短時間の観光にもじっくり歴史を感じる観光にもどちらにも向いているので地元民としてもお勧めしたい場所です。
この記事では伊賀上野城観光の以下の疑問におこたえします!
- 伊賀上野城の見学の所要時間はどれくらい?
- 子連れでも楽しめるの?
- 最低限押さえておきたい伊賀上野城の見どころは?
- 高石垣の見学ベストポジションはどこ?
たくさんの写真と共に楽しみ方をご案内します。
伊賀上野城見学の所要時間・楽しみ方ガイド
伊賀上野城の開館時間・料金・割引
開館時間 | 9:00〜17:00 最終入館16:45 |
---|---|
休館日 | 12/29〜12/31 |
料金 | 大人600円 小人(小学生以上)300円 |
- 三館共通券
伊賀流忍者博物館、伊賀上野城、だんじり会館の3施設を利用できる入場券大人(高校生以上) 1,750円(250円割引) 小人(小学生・中学生) 1,000円(200円割引) 幼児(4歳〜小学生未満) 750円(150円割引) 伊賀流忍者博物館とだんじり会館は4歳から有料、伊賀上野城は小学生から有料と対象が異なるため3区分になっています。
- 上野城優待会員
例えるなら「伊賀上野城の年パス」
年会費:1,200円(小人600円)で何度でも入館可能!
有効期限は翌年5月末
- 城主は藤堂高虎(とうどうたかとら)
- 造り直された「復興天守閣(ふっこうてんしゅかく)」だが木造は全国でも珍しい
伊賀上野城見学の所要時間
3階建てだが小さめのお城なので比較的短時間での観光も可能。
所要時間の目安や混雑具合
簡単に一通り展示物を見て、3階からの眺めを楽しむ程度であれば20分以内で一通り見学できます。
特に団体客がいない限りはスムーズにお城内を回れます。
伊賀流忍者博物館・俳聖殿への移動時間は約5分。
城内と高石垣をゆっくり観たい場合は1時間以上必要。
空いている時間帯は9:00〜10:00と16:00〜17:00
いずれも団体の観光客があまりいない時間帯だからです。
春のNinjaフェスタ期間期間中は混雑傾向
伊賀上野城の観光の流れ
- 石段をのぼり、左手の門を入る
- 門を入ってすぐの窓口で入館券を購入
- 靴を脱いで伊賀上野城の大天守(だいてんしゅ)へ入る
履き間違いなど防ぐため番号札をつけて靴箱へ。
ビニール袋もあるので気になるようなら袋に入れて持ち歩くことをおすすめします。 - 順路に沿って見学しながら2階・3階へと進むどの階も主に壁沿いに展示があり、中央は自由に行き来出来る造りになっています。
- 3階から階段をおりる下りの方が急で足場も狭いので気をつけてください。おりるときも階段以外は同じ場所を通るので「もう一度見たい!」という場合は見直すことが可能。
子連れで楽しむための伊賀上野城観光ポイント
子連れのときに気になることを伊賀上野城を管理している伊賀文化産業協会さんに教えていただきました!
ベビーカーをたたんで石段を上がってください。
復興の際に階段は築城当時よりも幅を広くゆるやかにする設計にしたそうです。
じゅうたんも敷いてあり、滑りにくくなっています。
だっこしながらは少し危ない印象ですが、だっこで階段を利用されるかたも多いとのことでした。
主な展示は1階にあります。
時間が少ない場合や階段が心配な場合、展示を見ながら1階のみを見学するだけでも楽しめますよ。
顔出しパネルでの記念撮影や忍者を探したり。
子どもにとっても喜べる体験がたくさんあります。
和式のみ、オムツ交換台無し。
オムツ交換台のあるトイレは上野公園第1〜第3駐車場のある側に1か所のみです。
伊賀上野城の見どころ5選
歴史やお城について詳しくはない地元民ですが「ここだけは押さえておいて欲しい!」というポイントを5つご紹介します。
藤堂高虎のシンボルとも言える兜(かぶと)は豊臣秀吉からいただいたもの。
展示物については難し過ぎて分からないというかたもこれだけは是非足をとめてご覧ください。
10種類を超えるパネルがズラッと並ぶ。
唐冠形兜(とうかんなりかぶと)をかぶった気分になれるパネルは特に良い記念になります。
天守閣復興を祝い描かれた46枚の大色紙が天井を埋め尽くしています。
日本画家で有名な横山大観(よこやまたいかん)の作品もあります。
絵と作者が一覧になった書籍も城内で販売されています。
目線の近くに屋根瓦や鯱(しゃちほこ)が見えたり方角によって異なる城下町の風景を眺めることができます。
受付の左手に小天守(しょうてんしゅ)があります。
見学順はどちらからでも構いません。
徳川家康が城攻めに備えて水を確保するために造られ、抜け穴もあるそう。
どこにつながっているのだろうかと想像しながら井戸を覗き込むとミステリアスな気分になれますよ。
伊賀上野城の御城印(ごじょういん)について
お寺で授かる御朱印(ごしゅいん)ならぬ、お城で授かる御城印(ごじょういん)は伊賀上野城にもあります。
入場券を販売している窓口にて200円です。
なお、伊賀上野城は日本100名城の一つに選ばれており、記念のスタンプもあります。
大天守を入ってすぐ左側にあります。
他にも観光記念のスタンプが一緒に置いてあるのでぜひ。
伊賀上野城の高石垣-所要時間や楽しみ方ガイド
以前は「日本一」を断言していたのですが、調査により大阪城の方が高いことが判明。しかしながら測定方法など定まっていない部分もあるので「日本一・二」と称するようになりました。
強がっている感も愛嬌があります。
見たい位置によって2つのパターンがあります。
以前は石の前まで行けたのですが、事故防止のためにロープが張られています。
お城まわりで石垣と池を一緒に見やすい場所は北側にあります。
一度公園の外に出て遠目に石垣を眺めることができる場所です。
行き方が分かりにくいので地図と共にご案内。
①伊賀上野城の石段をおりたら左へ。
正面に石垣が見えるので向かって行くと左側に階段があるのでおりる。
②階段をおりたら左へ曲がり、木かげ道を進む。
足元が悪い場合があるのと、人けが少ないので注意してください。
③一度上野公園の外へ出る。
道路左側の歩道を歩きながら石垣を見ることができます。
場所を案内したものの、植物に隠れて伊賀上野城はあまり見えません。
しかし、晴れた日の水面に映る石垣に見とれたり角度によって陰影が変わり、まったく違う姿を見せる石垣も魅力的です。
お気に入りの撮影場所を見つけてください。
伊賀上野城まとめ-所要時間や楽しみ方ガイド
春は桜、夏は松をはじめとしたまぶしい緑、秋は紅葉とお城の中からも外からも異なる風景を楽しめます。
また、冬は冬で早朝の霧に隠れた伊賀上野城はミステリアスで一見の価値あり。移りゆく季節と共に伊賀上野城のおもむきを感じられることでしょう。
伊賀上野城周辺について以下の記事でも紹介しています。
様々なプランと組み合わせて伊賀での思い出をたくさん作ってくださいね。
同じ上野公園内「伊賀流忍者博物館」についての記事です。