三重交通 伊賀営業所さんにお話を伺いました。
バスは当たり前のように毎日みかけるけど、自動車での移動がメインの自分にとって関心は遠ざかっていました。
しかし、今回の取材を通じてバスの安心への取り組みや伊賀で親しまれているにんまるのことをより知ることができ、久しぶりに乗ってみたいな!ってなりました。
- バスにおける感染症対策
- 地元民も意外と知らない!?にんまるのルーツ
- 三重交通さんに聞いた!バスでめぐる伊賀のオススメルート
この取材は#いがまるエールの活動の一貫として、公共交通機関を紹介して利用活性化しようという趣旨のもと伊賀市若者会議メンバーと共にお伺いしました。
三重交通バスの新型コロナウイルス感染症対策
密室のイメージが強いバスの車内ですが、より安心して乗車できるよう行われている対策を一部ご紹介します。
抗菌・抗ウイルス加工を全車両に施工
お客様により安心して快適にバスをご利用いただくため、バス車内の抗菌・抗ウイルス加工の施工を進めております。
SIAA(抗菌製品技術協議会)の安全性基準に適合した安心の日本製薬剤を使用し、車内でお客様が手を触れらる箇所(手すり、肘置き、シートベルト等)を除菌した上で抗菌・抗ウイルス成分を付与したガラスコーティングを行います。
引用元:【三重交通】貸切バスにおける新型コロナウイルス感染予防の取り組みについて
- 効果は施工から約5年間持続
- 観光バスは8月に完了
- 伊賀市内のバスについては10月ごろ施工予定
- 12月中には三重交通のすべてのバスの施工が完了予定
運転士がおこなっている健康管理・感染症対策
- 運行管理者による体調確認と検温を実施しています。
- マスクを着用して乗務しています。
- 手洗い、うがい、アルコール消毒液による手指の消毒をこまめに行っております。
引用元:【三重交通】貸切バスにおける新型コロナウイルス感染予防の取り組みについて
その他の対策
運転席の横にビニールカーテンを設置。
つり革など人がよく触れる部分への定期的なふき取り作業(次亜塩素酸を使用)
換気の実施など。
ウイルスも消毒などの対策も目には見えないけれど、お客様に安心して乗車いただけることを大切に考えています。
当記事執筆時点の対策です。最新情報については公式サイトにてご確認ください。
三重交通ホームページ「新型コロナウイルスへの対応について」
もちろん乗る側も対策を!
常にしっかり換気をしておくことに加え
- 「目・鼻・口」は何が何でも触らない!
- 離す場合はマスクを着けて小声で
- 咳エチケットを守る
といったことをみんなで守れば感染リスクがほとんどないと提唱されています。
地元民も意外と知らない「にんまる」のこと。(伊賀市のコミュニティバス)
伊賀市民にはすっかりおなじみとなった「にんまる」
観光客のみなさんはもちろんのこと、地元のかたも由来を知って乗ればさらに好きになったり、楽しくなると思いますので是非乗る前に読んでみてください。
にんまる(伊賀市のコミュニティバス)のインパクトあるデザインが生まれるまで
真っ白な車体に黒で落書きのように描かれた忍者のイラストたち。
初めて道路を走っているのを見た時の派手なようでなんか可愛い・・・という驚いたことを今でも覚えています。
気になるデザインはどんな思いで決められたのでしょうか?
デザイン選考審査会での評価点
〇忍者がぎゅっと詰まっていて、伊賀が賑やかになる印象。
〇デザインの完成度が高く、他にないデザインで、ユーモアがある。
〇モノトーンであるため、想像力をかき立て、街の風景を邪魔しない。
〇SNSやグッズ開発など、新しいコミュニケーションのプラットホームに繋がるエネルギーを感じる。
〇走っている風景を見てみたい、乗ってみたいと思わせる吸引力がある。引用元:伊賀市ホームページ バス車両ラッピングデザイン選考の審査結果(講評)PDF資料より
重視されたことの一つとして三重交通の担当者さんが挙げてくださったのは「歴史ある街並みで走っても自然であること。」
ちなみにデザインを手掛けたのは京都府在住のデザイナーおおえさきさん。
→Instagramはこちらから
にんまる第二号として登場した黄色い丸の意味は?
2020年4月から走っているにんまる第二号としてラッピングされたバスにあしらわれている黄色い丸はサーチライトに照らされるイメージだそう。
にんまる(伊賀市のコミュニティバス)のネーミングの由来について
名前についても公募で決まりました。
選考において「にんまる」が評価された点は以下の通り。
・子どもたちに親しみやすい。
・短いフレーズで覚えやすい。
・言葉の雰囲気が良い。
・「まる」で周遊がイメージできる。
・2020年から運行開始となることから20(にんまる)と語呂合わせもよい。
・「まる」は子どもも言いやすい。
・元気な、明るい名前である。引用元:伊賀市ホームページ「忍者市」を走るコミュニティバスの愛称が決まりました!
この日一緒に取材に行った伊賀市若者会議も名前の選考委員として参加したそうです。
いがまるエール」というネーミング。実は「にんまる」からヒントを得ました。
いま活動している「「まる」って響きが頭に残りそこから「まるごと・まるっと」というイメージを連想しました!
他とは少し違う!にんまる(伊賀市のコミュニティバス)の停留所
停留所名が書かれていないのをご存じでしたか?
どの停留所もすべて「にんまる」で統一されています。
それにはこんな思いが込められています。
初めて訪れた人や観光客にとって停留所名よりも停留所がどこにあるのかの方が重要。
遠くから見てもパっと分かるデザインとして黄色と黒をベースに制作しました。
にんまるの2台目のバスの黄色い丸と同じカラーになっています。
にんまるは子供に大人気!
観光客にとって伊賀で忍者を感じられる一つとして好評なのはもちろんのこと、伊賀市内の幼稚園・保育園に通うお子さまのママからこんな声を多く聞いています。
- にんまるに変わってからバスを見かけるたびに喜ぶようになった
- 黄色いバス停は、自家用車の中からでもよく見える。最近は新しいバス停探しに夢中。
- いままで全て「バス」と呼んでいたがにんまるだけは必ず「にんまる」と呼んでいる。
地元の人たちにとっても身近になった印象です。
にんまるは一周およそ40分または1時間。
ひとまわりしても大人200円、小児100円と決して高くない料金なので、休日に子どもを一周するという声もありました。
次の項目では、三重交通のスタッフさん直伝!伊賀市をめぐるおすすめバスルートを紹介します。
三重交通のスタッフさん直伝!伊賀をめぐるおすすめバスルート
すると、細やかなモデルコースを提案くださいました!
公共交通機関への応援メッセージを送って当たるICOCAやバス回数券はにんまるでも使用可能。
伊賀市民のみなさんは運賃無料で伊賀市観光をあえて楽しんでみるのはいかがでしょうか?
旅のプロが書いてくださったスポットの紹介文にも注目です。
三重交通バス~コミュニティバス「にんまる」に乗って、手軽なおでかけコース~
●● バス停留所名
●● 観光スポット名
上野市駅
↓ 三重交通 上野市駅④のりば
↓ にんまる外回り循環西コース(約19分)
西大手
田楽座わかやにて昼食。伊賀名物豆腐田楽を堪能
古くから魚介類が乏しかった伊賀地方では、栄養価の高い豆腐作りが盛んでした。名物の豆腐を使った豆腐田楽は、わかやの創業当時(文化年間)から愛されるソウルフードです。
↓ 徒歩約8分
旧小田小学校本館でレトロな建築物を鑑賞
明治41年に建てられ、現存する小学校校舎としては、三重県で最も古い建物である。
明治期のレトロな建物がそのまま残っており、現在でも映える写真が撮れる場所である。
小田町(おたちょう)
↓ にんまる外回り循環東コース(約18分)
上野市駅 上野市駅周辺を散策
新天地Otonari
シャッター通りであった新天地商店街を一新し、オシャレな店舗がたちならぶ商店街へとなった。
雑貨屋・カフェ・バーなどの店舗が並んでいる。
↓ 上野市駅から徒歩約6分
上野公園
伊賀上野城
木造三層の大天守と二層の小天守からなる複合式天守である。
その優雅な姿から「白鳳城」とも呼ばれる伊賀のシンボルとして市民に親しまれています。
また、桜の名所としても有名です。
伊賀流忍者博物館
全国の忍者・忍術関連の古文献を約1000点収蔵し、忍者屋敷・忍術博物館・忍術実演ショーなど様々な忍者に関することも体験できる。
↓
上野市駅
↓ にんまる外回り循環東コース(約2分)
広小路駅前
上野天神宮・寺町通り周辺を散策
上野天神宮
正式な神社名は菅原神社である。
名称として上野天神宮と呼ばれている。
祭神は菅原道真であり、文学の神様として信仰が篤く、合格祈願をはじめ文芸の上達を祈る参詣者があとを絶たず年間にわたり賑わっている。
寺町通り
白壁が続く閑静な界隈をぶらりと歩けば、数々の歴史の面影をたどることが出来ます。
ここも写真スポットにおすすめです。
↓ 徒歩約5分
上野市駅
自家用車とは違ったルートで向かう目的地は、行き慣れた場所でも新鮮に感じそうですね。
にんまるのコースや時刻表は→伊賀市ホームページからチェック
三重交通さん取材まとめ
感染症の不安と共存しながらも対策をおこない、安心して利用してもらいたいという思いがお話をきいている中でとても伝わって来ました。
こちらの質問になんでも全力でこたえてくださる三重交通さん。
最後に一言とお願いしたところ、こんなメッセージをいただきました!
三重交通伊賀営業所キャッチフレーズ
み:皆の乗り物
え:笑顔と共に
こ:こちらへ、あちらへ
う:動いて運ぶ!
つ:「通勤、通学、お買い物」にどうぞ(^^)
う:We are 三重交通バス!!
乗客を大切にする想いが伝わるメッセージをありがとうございました!
企業名 | 三重交通(株)伊賀営業所 |
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電話番号 | 0595-66-3715 |
ホームページ | 三重交通ホームページ |
交通系ICカード対応
にんまるは車椅子・ベビーカーにももちろん対応。