わたせいでは2021年6月現在83種類ものマスクを販売しています。
「ありすぎて迷う」と怒られるくらい豊富なラインナップ。
お悩みに沿ったマスクを探すためのお手伝いをする「マスクソムリエ」なる従業員さんもいるほど力を入れています。。
では、なぜわたせいではたくさんのマスクを取り揃えているのでしょう?
なんと!社長と直接お話できる機会をいただきました!!!
お話を聞いたかた
取締役社長 曽我江里子(そがえりこ)さん
社長というより家族を想うお母さんように従業員に寄り添い、個々の魅力を引き出している姿がとても印象的で一瞬でファンになりました。
マスクを売るだけじゃなく、家で眠っているマスクの行き先まで考えているのはなぜか?
そこには社長をはじめとしたわたせいのみなさんの体験がいきています。
いつもわたせいに行かれているかたも、一度も行ったことないよってかたも、ぜひこの記事を通じてわたせいさんの思いに触れていただけると嬉しいです。
わたせい全店でマスクポストプロジェクト実施中!
まずはマスクポストとはどんなものなのか、実際に持参した時の様子をレポートします。
いがりんくが持って行ったのはこんなマスク
- 小さすぎてサイズが合わなかった子ども用マスク
- 景品でもらった小分けマスク
- 眠り続けたアベノマスク
わたせいで購入したマスクじゃなくても大丈夫。
条件は未使用&既製品ということのみ!
店員さんに「マスクポストをお願いします」と声をかけます。
集められたマスクはどうするの?
- 衛生に配慮した場に集められ、検品
- アソートパックとして100枚1セットに。
- わたせいで仕入れたガーゼを使って梱包
実用性も兼ね備えた工夫が光っています。 - 大切にお預かりしたマスクは三重県社会福祉協議会などを通じて、マスクを必要とされているかたに届けられます。
マスクポストは7月末までの予定ですが、そのあとも店頭での受付など随時対応できるそうです。
近くにお店は無いし、割引券も要らない。ただ、寄付したい!
というお声も寄せられているそう。
まずはぜひお近くのお店かお問い合わせ窓口へ尋ねてみてください。
株式会社綿清商店
TEL:059-255-4400 | FAX:059-255-4416
< 受付時間 > 平日9:00~17:00(土・日・祝日除く)
ホームページにはお問い合わせフォームもあります
わたせいがマスクポストを始めた理由とは?
なぜいまマスク回収を急いでるかというと、家に残っているマスクをそのうち捨てると思うからなんです。
和やかにお話されていた社長がマスクのことを語り始めた途端、空気がキュッと引き締まりました。
2020年前半、マスクを確保するために必死で殺伐とした空気に覆われた日々。
あの時のことはずっと忘れないだろうなってくらい、強烈な体験として残っています。
「わたせいならマスク売ってるかも。」という情報競争の中、前からのお客さんに加え初めてわたせいに来るというお客さんが押し寄せました。
マスクはせっかく入ってきても一瞬で無くなるような数量で、需要と供給のバランスが全然取れなかった日々が一番苦しかった。
整理券を配って販売した時期もありました。
スタッフにレインコートを着させるなど感染対策をした上で、ピリピリする空気の中で整理券を配布。
でも配り終わってもまだ長蛇の列が残っているんです。
それを繰り返していた日々がいまでも忘れられなくて・・・
あの時期に「地元三重県のお客様に一枚でも多くのマスクを届けたい」って気持ちが強烈に芽生えました。
でも、感染してはならない。お客さんにも、従業員にも出てもならない。
そんな相反する気持ちに挟まれながら、事務所で毎日泣いて仕事してました。
生地として使えるガーゼやサラシなどを手頃な価格で販売してくだったので私もなんども駆け込みました。
豊富な品揃えの裏に隠されたストーリーを聞きながら、マスク探しに必死だった時期を思い出し、胸がとても熱くなりました。
マスクの種類が増えたいま、新たな悩みが生まれて来ました。
わたせいではどんどん進化するマスクの中から暮らしに寄り添える価格のものを厳選して仕入れています。
マスクのサンプルが置いてあり、中身が手に取れるのが特長。
しかし、いま売っているタイプが無くなったら違うタイプを新たに仕入れるということも多く、サンプル用として開封したマスクがまだ半分以上残っているということもよくあります。
じゃあ、それをどうするのか?ってなった時に今では「もう捨てますか?」って発想になっちゃうんですよね。
そう言われても、ケチとかそういうのじゃなくて今までのことを思い出すと捨てられないんです。
そしてどんどん捨てられないマスクが溜まって来るんですよね。
お客さんに一生懸命接客でおすすめしていると、
と二言目にはいうお客さんが増えて来ました。
特にお母さんは家族のために一生懸命マスクを探しています。
その反面、4000円とか5000円とか出して買ったマスクを1〜2枚くらい使って残っているという話をよく聞きます。
しかし、いまでもまだマスクにお困りかな?と感じるお客さんを見かけます。
捨てたら、ゴミになる。捨てるくらいなら循環させたい。
マスクを必要としているかたにお届けできないだろうか?
そんな思いからマスクポストプロジェクトが生まれました。
一番悩んだのは「マスクの行き先」
社長が練ってきた構想、それが世の中のためになるんだったら、みんなでやりましょう。と急ピッチで進んだプロジェクト。
一番大変だったのは「どなたにさしあげるのか?」集めたマスクの出口を探すことでした。
三重のみなさんのお役に立ちたくてマスクを売っています。
そんなみなさんの家で眠っているマスクを回収しました。
それを県外の人に配るっていうのが、すごく違和感あったんです。
だからこの地域で本当にお困りのかたに還元したいなって思いがあり、マスクの行き先にはとても悩みました。
調べていくうちに三重県社会福祉協議会さんをはじめご協力いただける団体様にたどり着き、準備を進めて来ました。
わたせいさんではマスクを必要としているご家庭や団体・施設を引き続き探しています。
お渡し方法なども相談に応じてくださるそう。
ぜひわたせいさんの店舗またはお問い合わせ窓口へご連絡ください!!
株式会社綿清商店
TEL:059-255-4400 | FAX:059-255-4416
< 受付時間 > 平日9:00~17:00(土・日・祝日除く)
ホームページにはお問い合わせフォームもあります
誰でもどこでもいいから環境や社会に貢献したいのではなく、わたせいがある三重のみなさんを大切にしたいという思いが終始伝わってくるお話でした。
わたせいといえばマスク!
こんなマスクが欲しいという声を寄せると、わたせいさんが見つけてくださるかも知れません。
どこへ行ってもマスクが手に入る、機能性のあるものも選べる。ファッションの一部として楽しめるようにもなった。
ここ1年半でマスクの状況も大きく変わりました。
それと共に薄れつつある、マスクが無くて必死だったあのころ。
「高かったのにもったいないなぁ」「またいつか使うかなぁ」って気持ちで捨てられなかったわが家のマスクもゴミ箱ではない行き先が見つかり、ココロが軽くなりました。
みなさんも衣替えのタイミングで家に残っているマスクを見つけ出してみてはいかがでしょうか?
でもまたどんどんたまっていくであろうマスク。
日々進化するマスクを提供しながら、困っているかたが置いてけぼりにならないよう「その先」も考えている姿勢に心を打たれまくり、ますますわたせいのファンになりました。
いつものドラッグストアへ行く前に、ネットで買う前に・・・マスクを選ぶなら一度わたせいに行ってみると新しい出会いがあるかも知れません。
マスクをはじめとした商品の最新情報はホームページまたはSNSで!
ホームページ | 掘出工房わたせいホームページ |
@horitashikoubouwatasei | |
@watasei_ |
小田店の新入社員のお二人。常に明るくハキハキしていて、取材の場をたくさんなごませてくれました。
最後に、このご縁をつないでくださった従業員のKさん。ありがとうございました。